12月~2月にできる採用・定着対策について
早いもので、いよいよ12月に突入して、ヘアサロン業界も最盛期を迎える時期となりまし
た。売上を集中的に生み出す重要な月であり、オーナーをはじめスタッフの方々も今年のラ
ストスパートといった感じなのではないでしょうか?
その時期が終わるといよいよ新年を迎える1月となります。この1月はサロン状況が落ち着
き、2月末くらいまで継続されるのが美容業界の一般的な流れです。
今回は、繁忙期~来春ごろまでの時期をどのように過ごせば良いか等について、特に人材
面にフォーカスしてお伝えしたいと思います。
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目次
- はじめに
- 12月末まで
- 1月~2月末まで
- まとめ
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1.はじめに
繁忙期にあっても、スタッフとの小まめなコミュニケーションや、繁忙期ならではの店舗
課題などを見逃さないことが重要です。
そして、一旦の落ち着きをみせる1/中ごろ~2/末ごろにかけて、しっかりと対応策を決めて
いくのが良いでしょう。
2.12月末まで
忙しく働くスタッフを労いながら、スタッフの表情や発言等について、そして店全体の状
態に注目しましょう。合わせてスタッフとの小まめなコミュニケーションを欠かさないよ
うにします。
繁忙期には繁忙期だからこそ見えてくるオペレーション上の問題や、店舗課題などがござ
います。それを見逃さず確認し、「すぐに解決しておく問題」と「時期をみて解決する問
題」とに仕分けしておくと良いと思います。
3.1月~2月末まで
繁忙期を一旦終えてのスタッフへの労いとともに、改善すべき事項に対して議論を行い、
具体策を決めていく時期です。そうすることで、店舗力をより強いものにする事と、スタッ
フとの関係性を改めて確認することを図ることができます。
まずは、スタッフ一人ひとりと面談をする時間を設けます。合わせて、新年を迎えるにあ
たり、改めて、ビジョンや展望、夢などを含めてスタッフとの密なコミュニケーションを
改めて行なっていきます。ここで重要なのは、本人のモチベーションアップを図ることと、
その道筋を『一緒に』考え、作っていくことです。
また、この際にスタッフの要望も一緒に聞くようにすると良いと思います。福利厚生、給
与体制、人間関係等の気になることを話してもらうことで悩みや不満を聞くことが出来ま
す。全部聞くことはできないかもしれません。しかし、そういった姿勢を見せることで、ス
タッフも相談しやすい環境をつくることが出来ます。また、今後のサロン運営においても双
方の信頼関係構築ができ、プラスに働くのではないでしょうか?
採用に関しては、繁忙期の気付きを踏まえて、今いるスタッフの年齢構成・自サロンの主
な顧客層・性格・美容師歴、ブランク歴・どんな働き方なのか等、具体的な人物像を書き出
します。そうしてその人物像に合う言葉を選んで求人広告を出すと良いでしょう。
そして、自サロンのについての理解を深めてもらうため、サロン見学会を行なったり自サ
ロンのスタッフとじっくり話すなど、「自サロンを深く知ってもらう時間」を作ることも良
いのではないでしょうか?面接だけではわからない部分も把握された上での採用は、定着
率アップに効果的です。
4.まとめ
店舗の本質的な課題は、忙しくなる時期に生じる傾向が強いです。それを逃さず対応策
を考え、一旦落ち着いた時期に改めてスタッフを巻き込んで、店舗力を強くしていきましょ
う。また、この繰り返しによって店舗力が増し、スタッフとの関係性をより強固にしてい
くことが出来ます。
一番もったいないのが、「こんなはずじゃなかった・・・」とお互いに感じること。もち
ろんそれをゼロにすることはできませんが、入社する前の面談や、既存スタッフとの話し合
いを密にしていくことで採用ができ、定着にも効果が出て、サロンへの貢献度が大きくなる
と考えています。
繁忙期→店舗課題の発見。スタッフへの小まめな気配り。
落ち着いた時期→改善策の検討。スタッフとの新たな関係性づくり。
を意識し、2月末までの期間を過ごしていきましょう!
では、次回のブログをお楽しみに!
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